2011年9月2日金曜日

弦巻楽団「ラブレス」公開稽古

弦巻楽団の公開稽古を見てきました。

「稽古」なので、音楽や照明、衣装はなしなのですが、ラストまで通しで本番のような迫力でした。

おもしろかった!です。

スケッチしてもOKと許可いただいたので、ざっくりスケッチです。




「こんなはずじゃなかった」

北海道のとある田舎町で暮らす、4人の男。
高校時代の同級生だった彼らは、30代を迎え、人生に行き詰まっていた。

町長ではあったが逮捕され、富豪の妻からも離婚を言い渡されていた男。

続けていたバンドは芽が出ず、メンバーからは解散を言い渡されていた男。

家業の自転車屋はうまく行かず、家族ともうまく行かない男。


最愛の人を、過去の自分のミスで死なせてしまった男。

4人はあやしげな神父と出会い、過去へ戻ることができる井戸の話をきく。

「俺だって投げ出したいよ、こんな人生」
「だったら投げ出せばいいじゃないですか

考えたことはないですか。
あのときああしておけばよかった。
人生は何度でもやり直すことができます。」

4人は10年前の過去へ戻り、それぞれの人生のきっかけを修正し、現代へ戻ってくる。

しかし、ひとつを変えてしまえば他も少しずつ掛け違うように、
未来は、思い描いていたものとなるとは限らない。

「本当にこれでよかったのかな」
「やばいよ、人生をミスった」

「一度だけ」と言い渡していた神父の言葉をきかずに、
再度井戸へと潜り、2度目の過去の修正を試みる。
「今回はうまくいっている」一人を残し、3人だけで。

「満足のいく人生を生きるために」



この作品は、10年前の作品の再演になります。
ジェットコースタータイプのストーリーで、登場人物は30名!となるお芝居です。
それぞれの小さな人生は、決して小さいわけではない、ということを感じる話と思います。
役者さん達も、みんな個性派揃いでおもしろかったです!(本番にさらに期待!)
その中で、エレキさんだけが2回目の出演です。
前回はいじめられっこ役、今回はいじめっこ役。

おもしろそう!と思った方は、ぜひ公演でご覧ください。
お芝居が好きな人にも、見たことがない人にもオススメです。

弦巻楽団「ラブレス」

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